40代シングルマザー〜幸せの法則〜

シングルマザーのお金事情や節約テクニック、子育て情報などについて綴りたいと思います。

【読了】『13歳からの地政学』は、子どもに地球儀を買ってあげたくなる良著だった

先日、娘が父親との面会交流日に1人で大型書店に行ってきました!

本屋で児童書コーナー以外を1人でゆっくり見られるなんてすごく久しぶり。

 

特に目当てはなく、直感で手に取った本の1冊が、『13歳からの地政学』。

本を読む事自体が久しぶりだけど、これなら読みやすそう。

 

謎のアンティークショップの店長通称カイゾクが、高校生の大樹と中学生の杏の兄妹に、とある古い地球儀を使って、地政学の授業をする、というお話は会話形式で進められ、思った通りとても読みやすく、あっという間に読了。

 

ここから感想です。

 

◆子どもに地球儀を買ったあげたくなる。

 

教育に良さそうだからと、いつか子どもに地球儀を買いたいなーと漠然と思っていましたが、絶対に買おうと確たる理由を持って決めました。

例えば、南極から世界はどう見えるか、ヨーロッパから日本はどう見えるか、カイゾクが兄妹に問いかけ、答えさせるシーンが頻発します。

そこからは、自国が中心となった、平面の地図からは決して見ることのできない景色が見えます。

これは、地球儀からでないと見えない視点。

エンディングの、カイゾクからの宿題に対する兄妹の素晴らしい回答につながります。

 

アメリカが大国たる、あまりにも当たり前過ぎて、気付かなかった理由とは?

 

なぜ、アメリカは世界一の大国なのか、この本に書かれたあまりにも当たり前過ぎる理由に、目から鱗が落ちました。

そして、その対極にいるのが、朝鮮半島

これらの事実を知っているだけで、どうして北朝鮮は日本に向けてミサイルを発射するのか、日々のニュースを見る視点が変わり、考えるようになります。これこそが、地政学なのだと。

 

◆地球儀をかけた、カイゾクからの問いに対する、2人の兄妹の回答。

 

カイゾクは、自分の授業を受けて、テストに合格した方に地球儀をプレゼントすることを、物語の冒頭で約束します。そして最後のテストの結果は?

恥ずかしながら、カイゾクの問いに大人である私は、ぼさっとした回答しか出せませんでした。

大樹と杏の出した回答は、どちらも素晴らしかつた!

いつか娘がもう少し大きくなったら、同じ問いをしてみたい。そのためには、自分も日々の学びと情報収集を怠らず、地球儀を用いて、娘にこの本で読んだこと『地政学』を語れるママになりたい。

そんなことを思わせてくれて、思いがけず前向きな気持ちになれた読書体験を味わうことができました。

 

老若男女におすすめできる、良著です。