どんなダメ男でも好きでい続けるということ
Amazon primeで映画「劇場」を見た。
又吉直樹の恋愛小説が原作である。
自分が既に失ってしまった感情をこれでもかと見せつけられる辛い内容だった。
転がり込んできておいて家賃も払わない男に、せめて光熱費を払ってくれと頼むが、自分の家じゃないのに光熱費を払う意味がわからんと拒否されるヒロイン。
この時点で私なら追い出してる。
それでも誰かを好きでいられる気持ち、一緒にいたいと思う気持ち、自分にはもうどれだけ頑張っても手に入らない。
友達や家族がこんなダメ男と暮らしていたら、絶対にやめておけと言うだろう。
でも、そんなダメ男を捨ててしまったら、人を全力で何一つの打算もなく愛する気持ちはもう二度と手に入らないのだ。
私はダメ男を捨てた。
私は独りだ。